Java SilverはOracleが主催するJavaのベンダー資格の一つです。
Oracle主催のJava資格は3種類あり、難易度が簡単な方からBronze, Silver, Goldとあります。
- Bronze:プログラミング未経験、諸学者向けの試験
- Silver : 初・中級者向けの試験
- Gold : 上級者向けの試験。受験にはSilverに合格していることが条件。
今回はJava Silverについて、プログラミング完全未経験からどのように勉強したか紹介します。
【余談】Java Silver受験に至った背景
ここは興味ない方は読まずにとばしてOKです。
飲食業界からJavaをメインで使用するSIer企業に転職したのですが、そちらで3ヶ月のJava研修があり、その研修期間中にJavaのベンダー資格取得が義務付けられていたため、受験しました。
また、取得した資格の難易度によって給与も上がるため、毎日ではありませんが終業後もスタバに行ってSilverやGoldの資格勉強をしていた記憶があります笑。
合格までにかかった期間
完全未経験でプログラミングを始めた私ですが、一ヶ月目は研修内容で使用していた「やさしいJava」という参考書でひたすら基礎的な文法を理解するということをしていました。
2ヶ月目に入って、基礎は理解したしそろそろ受験しよう、ということで3週間ほど「Java SE11 黒本」を業後にやって受験して合格に至りました。
なので、完全未経験の私の場合、
文法理解1ヶ月(企業のJava研修)
⬇️
黒本3週間
で合格、という流れでした。
おすすめ参考書
私が使用した参考書は下記です。
- やさしいJava : 初学者向けのJavaの基礎本。教科書的に網羅している。
- スッキリわかるJava入門 : やさしいJavaを噛み砕いて説明している初学者向けの参考書。説明が分かりやすい。
- Java SE11 Silver 問題集 (通称:黒本と呼ばれているJavaベンダー資格の有名対策本です)
これだけです。特に黒本は絶対にやって下さい(ここから半分以上出ます)。
やさしいJavaかスッキリわかるJava入門はどちらかでOK。
このあたりは好みでいいと思います。教科書みたいに書かれている本が苦手な方はスッキリ、体系的に網羅されている方が好きな方はやさしいJavaという認識ですね。
私はやさしいJavaメインで、スッキリはサブ的に使用して文法を一通り理解しました。
学習の進め方【合格までのロードマップ】
やさしいJavaはEclipse(IDE)で手を動かしながらさらっと1周読みました(企業の研修で使用)。
結構、教科書的なかんじで淡々と書かれていますが、読みやすく体系的にまとめられているので、まあまあおすすめ。
ただし、Javaでよく使うListやMapは載ってなかったのでそこの内容はググるか他の参考書で補う必要があります。
あと、JDKをインストールとありますが、それはせずにEclipseを使用できるようにできればOKです。
まあ、初歩的な文法学べる本ならぶっちゃけ何でもいいです。
一通り主要な文法(If文, For文, 配列, クラス, インスタンス生成, インターフェース, 継承など)を覚えたら、問題集(黒本)を解き始めました。
黒本は単元(総合問題以外)1周と総合問題を2周しました。
対策本は黒本、紫本、白本の3種類ありますが、黒本の総合問題を9割解けるようになれば受かります(^^♪
というか、黒本の総合からそのまま出ます(-_-;)
紫本、白本はやらなくてOK!
とにかく黒本だけ完璧にしてください。
時間が無かったり、すでに現場でJava使ってるよーっていう方は黒本の総合を2周すればOK!
私みたいにプログラミング未経験からJava資格を取ろうって方は総合だけだと受かるか受からないか微妙なラインになるので
余裕があれば総合の前の単元も1通りした方がいいです。
私はプログラミング未経験でIT企業に転職し、研修でJavaをやりつつ、自宅で問題集(黒本)解いてって感じで進めました。
Javaの他にもHTML, CSS, JS, SQLもやっていたので少し回り道しながらなので遅いかもですが、
Javaの基礎をやさしいJava使いながら1か月やって、3週間ほどかけて黒本を単元1周と総合問題2周して受検して84%でJava Silver合格しました。
Java SE11とSE8の違い
これに関して、Silverレベルではそこまで違いはないです。私が受験したのはSE11の方ですが、一応違いを下記に列挙しておきます。
- モジュールシステム
- varを用いた型推論
- セキュリティ機能やAPIの強化(Silverではそこまで深く聞かれません、Goldではしっかり理解する必要あり。)
Silverではモジュールシステムと、varによる型推論だけ理解しておけば大丈夫です。
試験によく出る頻出ポイント(Silverの場合)
上から順に理解して欲しい、出やすい項目です。
- クラスやインスタンスの理解
- アクセス修飾子(public, protected, default, privateの4つの使い分け)
- メソッドの理解と使用方法
- クラスの継承、インターフェース
- 配列
- モジュールシステム(SE11の範囲)
クラスのインスタンス(要はクラスは設計書、インスタンスは設計書を元にしたオブジェクト)を理解しておくことと、アクセス修飾子は頻出です。
アクセス修飾子はとにかく問題にしやすい分よく出ます。
あとは継承も理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プログラミングに慣れないうちは環境構築が意外と難しかったり、周りがどういう風に勉強しているのか分からなかったりして挫折しがちですよね。
エラーもよく出てその度に落ち込んで挫折、、、なんてことはよく聞く話です。エラーは出て当たり前!
できるようになってくれば結構楽しいですよ。プログラミングに大事なのは才能ではなく継続です。
その時できなくても後々自然と理解できてたりします笑
Twitterでもプログラミングの情報発信していますのでよければフォローして頂けると嬉しいです🙇♂️
それでは良いコードライフを!